TV番組「アメトーク」で『長渕剛芸人』の回を見ていたところ、ある芸人さんが「歌の中には、上京の想いを歌った曲があって、その時がちょっと歌いにくい」と話していました。
なぜ、その芸人さんがそう言ったのかというと、その芸人さんは東京出身で、上京を経験したことがないから、感情移入できない、、、と。地方出身の人がうらやましかったりするそう。
これを聞いて、思わず「なるほど~」って思いました。
私は東京や関東圏出身の人が逆にうらやましかったりします(笑)。
関東圏には多くの人々が集まってきて、そうなれば様々なイベントが開催されたりします。祭りにしても、イルミネーションにしても、花火にしても。そうしたイベントばかりではありません。お洒落なお店やカフェができたり、もっと大きくいえば注目のショッピング施設といった建物ができたりといったこと――ちょっと前ですが、東京スカイツリーとか渋谷ヒカリエなど、様々な施設ができたり。人が集まってくるところには、イベントが集まってくるもの。
そうした注目される出来事は、東京には多くあったりするんですよね。もちろん、地方は地方で注目されることはありますが、数はやはり東京には及びません。
そうしたことから上京してからこれまで、様々な地域やイベントに足を運んだりしました。
そのことを関東出身の人と話したりしていると、(全部がそうではありませんが)「そこまで行かないよ~」とかあまり知らなかったり、といったことを聞いたりすることがあります。
それはそれでいいと思います。むしろ、それぐらい東京で「普通に生活してますよ」というのがうらやましかったり(笑)。
地方から出てきたから私にとっては、東京での出来事は珍しいことは多いもの。有名人を見たりするとやはりはしゃいでしまいます(笑)。
そうしたことから、冒頭での東京出身の芸人さんのお話を聞いて、「そうか~」と思ったわけです。
地方から上京するからその感覚がわかるということは、一つの経験で財産でもあるかもしれません。それに、上京したから関東圏のイベントを地元の人とは違った視点で感じられるというのもあるのかもしれません。
関東出身の方と話した時にも、「上京している人の凄さ」の感想を聞いたりすることもありました(もちろん、私自身にはその凄さは当たりませんが、笑)。
今では上京するのが昔より簡単にはなったと思います。それでも、上京する時は不安や希望で一杯だったことを思い出します。
もちろん、関東出身者が地方でやっていく時や世界に出て行く時は、上京と同じ感覚になるのでしょう。
結局はないものねだりなんでしょうね~(笑)。