軍都と呼ばれた北区十条を巡ってきました

 毎日新聞で、「軍都と呼ばれた北区十条」の記事があったので、記事を参考にしながら、十条周辺を巡ってきました。

 

 埼京線「十条」駅を下りまして、まず向かったのは、「自衛隊十条駐屯地」。歩くこと約10分ほどでしょうか、十条駐屯地がありました。広大な敷地を占め、弾丸などを作っていた兵器工場、東京第1陸軍造幣廠(一造)の一部だったそうです。

 

 記事では、「高い鉄塔が物々しい」と。

 

 十条駐屯地の正門に向かって左側を進んで、周辺をブラッとする形に進みました。

 「旧稲荷公園」では、こんな慰霊碑があったり、広場では多くの人々が遊んだり、のんびりしたりしていました。

 

 戦争に関したことで巡る目的だった今回、その一つが「北区立中央図書館」。
 工場内にあった三角屋根の赤レンガ棟を保存するため、新築部分と一体化させたそうです。赤レンガ部分の内部は、カフェや図書館になっており、この赤レンガについてのこと、その工事の様子などを展示しているコーナーがあり、鉄骨の柱や梁が見える形で使われていました。つまり、内部もその当時の状況を伝える形でした。

  

  

 東京第1陸軍造幣廠(一造)の敷地は約40万平方メートルで、南側半分は接収した米軍が1971年まで利用していたそうです。今は「北区立中央公園」となっています。

 その自然豊かでのんびりした感じを楽しめる公園の中に、目的の一つだった「北区立中央公園文化センター」がありました。ベトナム戦争中は野戦病院としても使われていたそうで、周辺では激しい反対運動があったそうです。この文化センターは今は区民交流の場になっており、スポーツの掛け声などが飛び交っていました。

  

 

 そうして、公園を出て、そのまま西側へと板橋区の方に向かいました。記事では、埼京線の向こう側は第2造兵廠だったと。

 かつての火薬工場だったとみられる場所は、大学などがありました。