射抜かれたこと

 愛読誌の一つに『COURRiER Japon』があります。その8月号にこんな付録がついていました。

 「マルコム・グラッドウェル著×勝間和代 訳 ブローイング・アップ(吹っ飛び)の経済学」

 これは、『マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER傑作選 1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想”』(7月6日に講談社より刊行予定)から抜粋されたもの。

 COURRiER Japonを読み終わってから、この付録を読みました。
 内容は、投資の話。正直、私は投資に関して全くの土素人です。当然、投資の世界も知らない。それに、投資の専門用語も何が何だかわからない。ファンドとは?という具合です(笑)。
 読んでいて、わからない世界の話もありましたが、面白い。わからない部分は投資のシステム・・・。きちんと調べて理解すればわかるのでしょうが。

 読んでいて、心をうたれたのがこれ!抜粋します。

「私たちは、大きな失敗をも厭わぬ覚悟を、そして破滅から這いあがる力を「勇気」だと考える。だがそれは間違いだ。それこそがタレブとニーダーホッファーの教訓であり、大変動の時代における教訓でもある。衝動を振り払い、想像もつかない事態に備え、断固たる、そして痛みを伴う手段を講じる人々のほうが、賭け続ける人々よりも、勇気があり、英雄なのである。」