紙質で変わる!

 多くのニュースや物語がみなさんの手に、雑誌や新聞、小説といったモノになって、渡っていきますね。最近はスマートフォンやタブレット、PCといった電子機器も加わりました。
 つくる側はそれを使う側が快適に利用できるように試行錯誤するわけです。フォントのサイズはどうか、レイアウトはいいか、文章や図の表現は分かりやすいか…などなど。
 それじゃ、その土台となっている紙はどうでしょうか? 結構、紙って重要になってきます。その紙ですが、様々な媒体も様々な紙を使っていて、それぞれの特徴があるのが分かります。

 新聞も各社で紙が違ってきます。ここからは私の単なるイメージも大いに入っているので(笑)。読売新聞の紙は、どこか高級な感じがします。日本経済新聞はインクがつかず、ちょうど経済というイメージがつきそうな紙質。毎日新聞は軟らかいですが、触っているとインクがつきやすい紙質。朝日新聞もどこか日経に似ているような。
 新聞の紙だけでも全然違ってくるのが、読んだり、触ったりしてると、分かってきます。例えば、軟らかい紙であれば、新聞を持っていると折れ曲がりやすいし、固ければ、移動中にページをめくったりするのに億劫になったり。ちょっとしたことですが、これが毎日の行為となると、そのちょっとしたことが大きなものになってきます。

 小説も全然違ってきますね。私が好きなのは、新潮文庫の紙質。これが一番好きですね。やわらかく、ページをめくるときに感じる紙のかたさ(矛盾しているようですが、笑)が何とも良く、紙の厚さは薄いように感じますが、それを補っているような感じがして。
 ハヤカワ文庫は厚手の紙っぽい、角川文庫は紙がかたいっぽい、文春文庫はまた違った紙質、といった感じで、各社それぞれの紙の雰囲気があります。

 と言った感じで、勝手な自分の感覚でしたが、要は物語やニュースを届ける土台もすごく重要な要素になってくると思います。
 最近、困っているのが、小説の文庫サイズ。ハヤカワ文庫の最近のサイズが、少し背丈が高いものになっていて、これまでのブックカバーに入らない…(笑)。各社で狙いがあるのでしょうが、統一してほしいと思ったり。

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