中東・北アフリカがトルコをお手本に?

 中東・北アフリカで抗議デモが起こって、革命が起きている。チュニジアに始まり、エジプトに続いて・・・。体制を崩壊させ、革命へ。
 その波は、他の周辺国へも影響し、中国も神経を尖らせている。

 革命を起こした国々、起ころうとしている国々・・・問題は革命の後だ。
 どうこの後、安定し、平和を実現し、生活をよくできるのか?
 今、世界中で革命への注目度が高まっている。そして、その革命後の懸念も高まっている。それは、革命後の勢力にイスラム勢力がいるということだ。

 イスラムだから悪いわけではないだろうが、ただ、多種多様なイメージも存在し、その中には、悪いイメージを持っている場合もあるだろう。
 Newsweek(2011.3.9号)の「「優等生」エルドアンがアラブ世界のお手本に」という記事が注目される。

 トルコは、イスラム教と民主主義とが共存している国だ。
 そのトルコの体制をお手本にしたいというアラブ人が多いという。エジプトのムスリム同胞団もヨルダンのイスラム行動戦線もチュニジアのイスラム政党指導者ラシド・ガンヌーシも。

 果たして、革命後の行方はどうなっていくのだろうか?
 まだまだ見過ごせない、中東・北アフリカの抗議デモ。