あまり変わらないのでは?

 アメリカのバイデン副大統領が18日、ワシントンの国防大学で「技術の進化により、核兵器と同じ目的の達成が通常兵器で可能となった」と述べ、核兵器による抑止力の役割の一部を通常兵器で代替していくという。

 ここで、一つ疑問が浮かぶ。
 核兵器を削減することは望ましいことだ。しかし、通常兵器でその分を補うということだろうが、そこに大きな落とし穴が。
 核兵器による抑止力の一部ということは、もし、核兵器の役割を担える通常兵器になれば、核兵器がなくなる可能性があるということだろう。つまり、通常兵器が核兵器並みにならないのだろうか。ということだ。

 言いたいのは、核兵器による抑止力が土台であれば、核兵器がある世界でも、ない世界でも、今の状態は変わらないのかもしれないということだ。しかも、アメリカの優位は変わらない。

 なんか、技術の発達の使い方、このバイデン副大統領の発言を知っても喜べないですね。