阪神大震災が起きてから15年がたちました。
この地震で、6434人が死亡し、4万3792人が負傷。私が生を受けてからの地震としても、大きな地震であります。
兵庫県、大阪府の15市10町(当時)の住宅被害は63万9686棟で、火災で焼けた家屋は7574棟。
そういえば、新潟の地震もすごかったですね。福井も揺れました。その後の1~2週間も怖い連続でした。余震が続いたからです。
阪神大震災に話を戻します。
神戸の場合、99%の人がその時、屋内におり、戸外での犠牲者が皆無に近かったそうです。厚生省(現厚生労働省)の1年後の調査では、77%が家屋倒壊による圧死、9%が焼死、8%が家具による死という結果が出ています。
家が壊れ埋もれた人は16万4000人。そのうち79%に当たる12万9000人が自力で脱出。3万5000人が埋もれ出られない状況だったが、77%が家族や近所の人に救出されたそうです。警察・消防・自衛隊に残りの23%が掘り起こされた。
すごく大きな地震で当時、私は地元・福井県で中学生でした。朝の早い時間、まだ、家族が寝ている中、突然の揺れが起きて、2階で寝ていたため、急遽、1階へと下りていったことを覚えています。福井県まで揺れたのです。
被害が集中した兵庫県では、15年間で計16兆3000億円の復興予算が投じられ、現在は、復活を果たしています。
いろいろなところで、阪神大震災の話題が語られますが、あるドラマの場面が印象的でした。
ドラマ「救命病棟24時」のシーズン3です。地震に見舞われた東京が舞台となり、救命も激務の状況。働く医師たちも限界にきている状況の中、壁に2枚の写真が貼られました。その2枚の写真というのが、阪神大震災の震災直後と何年か(1年後だったかな)の写真で、同じ構図の写真でした。
すごく悲惨な状況から立ち直った写真で、医師たち・スタッフも希望を持ったわけですが、見ている者も(笑)。うまいですね。
しかし、現実はどうでしょうか。
地震や災害が起きればいったいどうなるのでしょうか。
対策を行わないといいつつも、その対策を進めることを怠ってはいないのかっと。