バックパッカー

 学生の頃、バックパッカー旅行に憧れたりして、実際にちょっとしたバックパッカー旅行に出ました。でも、これ、結構、多くの人がしていたり、今では一般的にもなっています。

 バックパッカーとは? ウィキペディアから引用すると、
バックパッカー(英語:backpacker)は、低予算で国外を個人旅行する旅行者のことを指して使われてきた言葉である。バックパック(リュックサック)を背負って移動する者が多いことから、この名がある。日本語では「パッカー」と略すこともある。こうした旅行(バックパッキング、英語:backpacking)はまた、自由旅行や低予算旅行(budget travel)とも呼ばれる。

従来の旅行者との違いとして、移動に公共交通機関を使うこと、ユースホステルや安宿を伝統的なホテルよりも好むこと、世間的な休暇よりも長い期間に亘ること、バックパックを使うこと、観光地を見るだけでなく地元の住人と出会うことにも興味があることなどが挙げられる。
と。

 まぁ、簡単にいえば、大きなリュックに必要なものだけを持ち、安い旅行をするとでもいえばいいのでしょうか。
 このバックパッカーが学生の頃、特に夢中にさせてくれました。まぁ、今でもそういうところはありますが(笑)。
 このバックパッカー、どこか普通の旅行とは違った感じを抱いてしまいます。「人生の旅」とでもいえばいいのでしょうか?(笑) ある意味、ゲームのRPG(ロールプレイングゲーム)のような旅のような感じにも思っています。
 そこには、目的があっての行動だったり、何も当てもない行動だったり……。自由なんだけど、求めているものがあり、求めるための行動だったり。要は「人生の旅」だと私は勝手に思ってしまいます(笑)。

 そんな思いを胸に熱く抱きつつ、学生を卒業して、バックパッカーをしたのですが、その準備なりをしている時、いくつかバックパッカーの本を読んだりしました。
 バックパッカーについての本は種類は多いのですが、その中でも小説で代表的なものといえば、沢木耕太郎の「深夜特急」や五木寛之の「青年は荒野を目指す」が挙げられます。私もこれらの小説に夢中になりました。これらの他にもいろいろあるとは思います。

 こうした小説やバックパッカーに関しての本などを読みながら、旅行の想像をめぐらしながら、ウキウキしたりしていました(笑)。
 旅行を効率よくできたり、出会いがあったり、問題や失敗をしたりという、様々な出来事が自分の行ったことに対して起こり、それぞれのシーンで、選択を自分でしたりと、まさに本物のRPGが実際の旅行で味わったものです。

 人に騙されたり、文化や習慣などの違いやトラブルに遭遇したりと、カルチャーショックやショックを受けたり……逆に落ち込んでいる時に親切にされたり、人に助けられたりしてうれしかったこと……いろんなシーンが行動を通じて、経験します。
 といっても、これがバックパッカーだから味わえるのではなく、普通の仕事をしていても味わえることなんですが。仕事だから味わいやすかったり、バックパッカーだから味わやすかったり、といったことはあるでしょうけど。
 でも、バックパッカーはバックパッカーでも凝縮されているものがあるので、やっぱり、バックパッカーの魅力は大きいモノです。

 バックパッカーを経験したから、今の日常生活の良さを味わうことができています。そんな魅力的なバックパッカーをこれからも味わっていきたいと思いつつ、今に至ります(笑)。