林朋奈写真展「いつかの向こう」

 四谷のTOTEM POLE PHOTO GALLERYで、林朋奈写真展「いつかの向こう」が開催されていました。

 

中学生の頃学校から家への帰り道が嫌いだった。
毎日激しい喧嘩を繰り返している両親が「家族」を終わらせ家からいなくなっている気がしたからだ。
不安を自転車にのせ、猛スピードで「離婚しやんといて。変わらんといて」と願いながら家に帰っていた。
結局両親は離婚し「家族」の時間は終わってしまった。
その頃から胸に拭いきれない生温い感覚が私の中に生まれた。

その「いつか」の向こう側

久しぶりに会った妹のお尻の形が高校生の頃から変わっていなかった。
ちょっと四角で肉肉しいままのお尻。消えた時間が溢れ出し思わず写真を撮った。
その時の写真は特別いい写真ではなかった。素晴らしい時間だったからいい写真が撮れるというわけではないらしい。
けれど消えた時間と今を繋ぐ大切な写真となった。

きっとこの先も色んな事が変わり消えては現れまた消えてゆくだろう。
だから私は拭いきれない生温い感覚を胸に「いつか」を繋ぐ「今」を撮り続けよう。

 日常的な一こまを撮った写真展でした。
 白黒がいい感じで、その生活の一こまが、何だか感慨深げでした。

 

開催概要
林朋奈写真展「いつかの向こう」
・期間:2012年7月3日(火)~2012年7月8日(日)
・場所:TOTEM POLE PHOTO GALLERY(東京都新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F)
・時間:12時~19時

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