「スペンサーヴィル(上・下)」/ネルソン・デミル

 古本屋で偶然見つけた小説。あらすじを読んで気になって読んでみようと思いました。

冷戦の終結。それはキースにとりリストラによる解雇を意味していた。ヴェトナム戦争以来軍一筋、国のために命をかけてきたというのに。激務から解放されたキースがまっ先に考えたこと、それは「故郷に帰ってアニーに会いたい」だった。しかし彼女はすでに地元の悪徳警察署長の妻となっていた! 傷心のキースともとにある日……。
(小説のあらすじより)」

地元名士の完璧な妻、それがアニーの表の顔だ。それなのにアニーは幸せではなかった。異常に嫉妬深い夫に束縛され、侮辱される生活にはもう耐えられない――かつての恋人の決断をきいたキースは、彼女の愛と自由を取り戻すため、命をかけた戦いを署長に挑んだ! 恋愛小説もアクション小説をも超えた大娯楽作品。解説・村上貴史
(小説のあらすじより)」

 ストーリーは上記のあらすじ。純愛ものですね、といってもちょっとしたスリリングさも味わえます(笑)。
 結構、面白く読めました。そこそこよい年齢になってるキースとアニーですが、そんなことを感じさせない設定と展開。そして、むしろいい感じの大人な年齢の良さを感じさせてくれました。
 ストーリーの展開も次がどうなるのか、ということが気になり、しかもその展開がそこまで読めないのがいいところ(まぁ、これは新しい作家だったこともあるかもしれませんが)。
 ただし、一つだけ気になる「う~ん」とさせることは、物語の進み方といえばいいのでしょうか、表現手法といえばいいのでしょうか、ちょっとねちっこい感じですね。イヤに長い文章でちょっと読むのがきつくなる時があったりします。これがあるからバランスが取れているのかどうか…。

 だけど、物語としては、感情移入できて、「この後、どうなるのか」と、そして、「キースとアニーはどうなるのか」などと気になる展開の仕方で面白く読めました。

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