Newsweek(2011.11.30号)

 Newsweek(2011.11.30号)はいくつかの記事が興味深い内容でした。

 「TPP アメリカの本音と思惑」と「アジア奪還はオバマの至上命題」の両記事では、アメリカが取り組むTPPというものが、少し垣間見えたような気がします。
 TPPのニュースは日本ではすごい話題になっていますが、アメリカの国内ではそうでもないというのです。ただし、オバマ大統領はTPPに向けて動き出しており、その理由として、
・アジアは経済的にも大きな動きがある市場であることから、ビジネスチャンスなり、勢力争いなり、チャンスのある地域だということ
・イラクやアフガニスタンばかりに目がいっていたことから、アジアに対しての存在感が薄くなってしまったこと
 そういったことから、アメリカのアジア経済圏への取り組みを活発化させており、中国をにらんだ展開を行おうとして、TPP参加に遅れたり、及び腰ではこのチャンスの場は逃しますよ~~っという内容でした。

 「ドイツ「第四帝国」に異議あり」では現在、EUがすごい危機的な状況になっています。そのEUの中でも、極めて良好な経済(といえば語弊がありますが)といえば、ドイツ。EUの経済危機で、ピンチになっているギリシャなりを何とか助けないといけないのですが、助けるとなるとこれまで頑張ってきたドイツの負担が大きいから、ドイツでは厳しい目が。
 ドイツからはなんで、「怠けてる状態だったのをそこまでして助けないといけないのか」。「もっと頑張ってよ」と言っているようなもの。しかし、そんな内容は、ドイツが他のEU諸国への輸出で稼いでいることもあって、いずれ痛い目にあうこともあるのではっと。
 いってみれば、これまでのドイツの成果は他の国があったから。だけど、ドイツが頑張ってきたことも考慮しないといけない。ドイツ国内で様々な改革を行ってきたことです。その成果がこう言った結果になってきた。しかし、問題は改革の当時には、まだ経済は何とかなるという時代。今の時代、改革はしないといけないのでしょうが、何とかなるというのは望み薄かもしれない。
 それにこんなことも。ドイツの経済が好調に見えても、国内の状況は厳しいみたい。インフレ調整後の賃金は過去10年間で4.2%減少しているという。多くのドイツ人は、ユーロ導入や単一市場の恩恵をほとんど得ていないと感じているという指摘があるそうです。
 そうなれば、「金を出すのであれば、口を出す権利を」という声が出てきましたが、それがまた…どうしたらいいんでしょうね?EUは?? いや、世界の対策は?

 「中国マネーの危険な綱渡り」の記事では、経済の勢いが世界でも最も活発な中国の大きな落とし穴が。中国にも闇金なるものが暗躍している状況でしたが、政府のインフレ対策で闇金に大きな打撃が生じ、そこから闇金に頼らざるを得なかった中小企業が倒産…という流れが多くなっているそうです。
 これまで非常に速いペースで経済成長してきた中国ですが、そのペースにも相当無理が生じており、そのペースの中でも不完全な状態で操業していることが、今、大きな問題に発展しようとしているみたいです。不完全な状態で無理な勢いに、ついにどこかで回らなくなってしまう…。
 これまで、何とか急場しのぎで取り繕ってきたものが崩壊…というシナリオが出てきたのでしょうか?
 まだまだ中国の勢いは続くのか。それとも、こけるのでしょうか?

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