3.11と9.11…問題提起

 Newsweek(2011.9.14号)の「アメリカのテロ対策コスト総決算」という記事がありました。
 記事には、様々な数字が列挙されていました。

・30億ドル:過去8年間の空港の保安検査に全身スキャナーを導入・運営するための費用
・150億ドル:02年以降、航空会社が米運輸保安局に納めた「9.11セキュリティー税」の総額
・400億ドル:9.11テロ以降、議会で支出が承認された連邦緊急資金の総額
・1,000億ドル:9.11テロ以降、空港の保安検査のために、飛行機に乗り遅れたことで乗客が被った損害額
・3,600億ドル:9.11テロ以降、連邦政府が国内での安全保障活動にかかった費用
といった費用に、イラク・アフガニスタン・パキスタンでの軍事行動の費用の2兆6,000億ドルを足すと、なんと3兆2,280億ドルがかかったことになります。これは10年間のう合計。

 さらに、過去10年間に未遂に終わったテロ計画は40件以上もあるそうで、
・22:建物の爆破計画
・10:交通機関の爆破計画
・3:暗殺計画
・6:アルカイダ支援計画
と、内訳が挙げられていました。

 今号は「3.11と9.11」という特集(?)が組まれていまして、「米同時多発テロから10年、東日本大震災から半年―二つの悲劇で何が変わり、何が失われたか」と訴えかけた内容で、すごく印象に残る表紙で、記事も興味深かったです。
 東日本大震災の傷跡は深く、まだまだ深刻な状況は続いているというのが、現状ですが、どこかあの記憶が薄れているようだ、と訴えている記事を読んで、震災前の雰囲気は確かにあるのかもしれません。メディアも明るい話に傾きつつあるかもしれず、本当はまだまだな状況があることを取り上げにくくなっている…ということが。
 そして、9.11の記事も読みごたえありました。アメリカにも世界にも大きな衝撃を与えた9.11テロは、10年がたちます。9.11は世界の状況を変えましたが、大きな課題を残してもいます。
 詳しくはNewsweekで(笑)。今号、よくここまで訴えることができ、問題提起をしたなっと感じました。

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