タイをまだまだ知りませんでした(笑)

 大学を卒業してから、私はタイ、ラオス、ベトナム、カンボジアへと旅行をしたことがあります。貧乏旅行のため、基本は安宿に泊まっていました。安宿を利用して、様々な観光地を巡ったり、のほほんと一日をおくったりと、満喫していました。
 そうしたこともあり、タイの話題が出るとちょっとした関心を引きます(そこまで深見にははまりませんが)。タイではタクシン前首相の件があり、タクシン派と反タクシン派との争いが政情を賑わっています。そうした中、タクシン氏の妹のインラック・チナワット氏が初の女性首相として就任しました。

 SAPIO(2011.9.14号)でタイの話題が取り上げられていました。
 「世界に雄飛する「人間力」の時代 第39回 初の女性首相誕生で政情一変―“第二の東北地方”タイとの付き合い方」で大前研一氏が述べていました。
 大前氏はタクシン前首相と何度か会って話をしたりしたことがあるという。タクシン氏は頭が良く、勉強しており、博覧強記。本もよく読んでおり、インテリジェンスの持ち主だという。首相としても、産業振興と雇用創出に力を入れ、高速道路、港湾、新空港などのインフラ整備を推進して経済発展を実現させた。
 しかし、タクシン氏はタイ人ではなく客家系の華僑であること、大金持ちで、金儲けや遺産相続の方法、メディア支配などが問題視された。ただ、それでも人気があったのは、農村に対する手厚いばら撒き政策により、農村の貧困層から多くの支持を獲得していたからだ。
 ただし、都市部の富裕層や大学教授やジャーナリスト、官僚などとの関係は悪かった。さらに王室との関係も悪い。それは、王室は貧しい人たちに対して施しをする「癒し機能」により国民から敬愛されるという一面を持っていたが、タクシン氏の方が貧しい人に手厚いばら撒きをしたため、王室の役割が霞んでしまったというのだ。
 タイにはこれまで、「タイ人VS華僑」、「農村VS都市」、「貧困層VS富裕層」という争いがあった。これにタクシン氏がさらなる対立を生むことになってしまった。

 ただし、王室の件ではちょっと疑問は残る。

 一方で、「新世界大戦の時代 政争の度に「国王への敬愛」が国を救ったタイに「有事のロイヤルファミリーの在り方」を見た!」で落合信彦氏はこう述べています。
 タクシン氏と王室との関係は悪い。パーティの際、国王にお辞儀のあいさつをしないなど、タクシン氏は国王への敬愛の情は希薄であることから、反タクシン派からの反発が強い。
 タイはこれまで王室を大切にしてきた。いざという時には、国王が梶をとったりしてきた。国王は国民から敬愛される存在になっている。

 先ほど疑問が残るといったのは、私がタイにいた時もこの政争はあり、王室とタクシン氏の関係が悪いと聞きました。そして、落合氏が述べている内容をよく聞いたりしていたからです。
 ただ、大前氏が言うように、タクシン氏の政策の結果、経済発展を進めたことも事実であります。タイにいましたが、気付く事はまだまだあります。

 貧乏旅行者にとっては、タイは一つのキーポイントな地です。カオサン通りには様々な安宿があり、世界中の旅行者たちが集う場でもあります。私も利用しました。そこを拠点にタイの様々な観光名所を巡ったり、様々な人とコミュニケーションをとったりした思い出の場でもあります。
 ただ、この貧乏旅行者の存在は必ずその国にいいとは限りません。経済という観点から言うと、貧乏旅行者はお金を落としていかないといわれます。そのため、そうした貧乏旅行者市場には厳しい目が向けられたりしていたように思います。貧乏旅行者からはタクシン氏は不人気だったように。。。少し曖昧な部分があるため、強くは言えませんが…話半分で聞いてください(笑)。

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