不法移民問題

 COURRiER Japon(2011.9号)の「私は不法移民だった」という記事がすごく読み応えがあった。
 ホセ・アントニオ・バルガス氏というジャーナリストが「(米国籍を持たない)不法移民だった」という告白した記事。
 世界でも不法移民の問題が深刻になっています。米国もこの問題は深刻で、様々な議論が続けられています。ただ、不法移民になる人々の環境もそれぞれ。
 ホセ氏は小さい頃、不法にフィリピンから米国へとやってきた。自分が不法移民だとは隠しながら、懸命に米国人として生活していった。「努力して頑張れば、いずれ報われる」と信じて、勉学に励み、ジャーナリストとして活動してきた。しかし、その間、不法移民である不安と不法移民であるということから仮面(?)にも悩んできた。犠牲を払いながら、懸命に米国人として生きてきたわけです。

 不法移民の問題は実に難しく、この記事を読んだ時も本当に考えさせられる内容だった。治安悪化の問題の背景には不法移民問題が絡んでいることから、不法移民に対しては厳しい目になってしまう。しかし、不法移民全員が悪い犯罪に走るわけでなく(不法入国は犯罪ですが)、懸命に真面目に生活し、貢献している人も多いみたいです。
 だからといって、不法移民をそのままにしては…ということもどうかと思いますが。それでも、不法移民の抱えている問題が、その背景を知ることにもなりました。

 それにしても、文章ぎっしりのページが5ページですが、あっという間に読ませてくれる内容でした。

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