中国でも電力不足の状況が!?

 福島原発事故の影響で、電力不足の問題が深刻になり、計画停電になったことは記憶に新しいことだろうと思う。今年の夏には、計画停電が再度、実施されることになることから、今年の夏はいつになく厳しくなるだろうと、今から悩んでいる(笑)。
 火力発電などを動かしたり、と夏に必要な電力量に近づけるとのことですが、最大の必要量には届かない恐れが高いとされます。よって、製造業など大量に需要する企業に、何割かを削減するという(15%だったかな)。
 そんな状況ですが、やはり、夏の計画停電はされるだろう…。
 電力不足が深刻になり計画停電が実施される可能性がある、という電力不足が深刻な地域は東日本だけではなかった。

 なんと、今、最も勢いのある中国もそんな状況みたいです!?
 中国では発電量の7割以上を石炭に頼るが、石炭価格上昇で発電会社の収益が悪化し、各社が発電そのものを抑制している。政府が物価抑制のために電力料金の引き上げに慎重なことも影響しているという。ちなみに、これまでの夏の最大の電力不足は2004年の3,500万キロワット。
 今回、問題なのは夏の電力不足が過去最大の4,000万キロワットに達する可能性があるという。
 その結果、電力不足の深刻には地域的なばらつきがあり、製造業が盛んな地域を中心に、中国の3分の1超にあたる10省・直轄市以上で深刻な電力不足が起きる見通しだという。
 中国の発電用石炭価格は前年同期比で2~3割上昇したが、電力卸料金の引き上げは数%。政府は一部地域で料金の引き上げは認めたが、発電会社側は不十分だとしている。

 まさか、中国の電力量問題は頭になかった。
 あれだけの経済発展と進めているのだから、当然、資源や電力の需要も高くなる。ここにきて、大きな問題となって、悩ますことになりそう。計画停電が身近な問題として味わった者として、中国のこの問題の深刻さは少しはわかるつもりです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする