スマートフォンの大きな課題

 iPhoneの爆発的なヒットがきっかけで、携帯電話に革命が起きた。そう!スマートフォンの大ヒット、そして、新たな携帯電話のプラットフォームをつくった。スマートフォンの普及率はすごく、国内では2011年度の出荷が2,000万台を超え、携帯電話の半数以上を占めるとされる。全世界では11年の出荷は4億2,000万台でパソコンを超える見通し。
 外を歩いていても、スマートフォンを操作する人々をよく見かけます。私もスマートフォンにしたいと思いつつ、まだ折り畳み式です。折り畳み式はこれはこれで使いやすいのですが。折り畳み式とスマートフォン、携帯電話の使い方によって、便利さが違ってくるといいます。

 さてさて、そんなスマートフォンですが、大きな課題になりそうなことが出ているそうです。サイバー攻撃対策です。パソコンでは市販のセキュリティーソフトが普及し、情報システム部門などがLANを通じて社内の端末のコンピューターウイルス感染を常時監視している企業も多いほど、対策が練られています。しかし、それでも完全とはいえなく、日々、イタチごっこが繰り返されているといいます。
 しかし、スマートフォンではこうした対策がほとんど採られておらず、手軽な配信の仕組みが不正ソフトの侵入経路に悪用され、個人情報の流出やサーバー側を含めたシステム障害につながる懸念が強まっているそうです。パソコンのように大量のデータを蓄積できるため、業務用に利用した場合、情報流出のリスクもあるそうです。

 その問題が現実となっているのが、昨年末から今年春にかけ、アンドロイド端末に入りこみ外部から操作したり、情報を盗み出したりする複数の不正ソフトが中国を中心に広がっているそうです。
 これまで携帯電話はこうしたサイバー攻撃の数は少ないと聞いていましたが、これからは携帯電話も攻撃の範囲に入ってくることになりますね。

 今回の件では、アプリケーションからのケースが認識できますが、果たしてこれだけなのでしょうか?

 ということで、サイバー攻撃対策として、NTTドコモやKDDI、セキュリティーソフトなど内外の通信・IT大手約40社が、スマートフォンの安全対策で連携することになったそうです。
 これまで、パソコン上でのサイバー攻撃が活発でした。そして、日々、新たな攻撃手法が出てきて、防ぐ、そして、また新たな攻撃…といった感じで、完全になくなることはありません。そのパソコンでもなかなか難しかったりする不正。さらに所持率が高いだろう携帯電話、もっと大変なものになりそうですね。
 便利なものにはリスクもある。そうした現実が今後、あらわれてくるのでしょうか?