やはり、起こっていたのか…悲しい現実

 東北地方太平洋沖地震で日本は揺れた。3月11日は東京も大混乱をきす。地震後、交通はマヒし、多くの人々が帰宅困難に陥った。私自身も結局は会社で泊まることになったわけだ。

 震災後の日本人の行動に世界中からエールが送られた。震災後の日本人の冷静な行動を多くの外国人たちは驚きを持って受け止められたという。震災後もマナーが保たれているなど、多くのメディアで語られ、私たち日本人にもそれに元気をもらった。
 災害後には治安の悪化も想定されるのは、どこでも考えられることだ。しかし、日本は大丈夫だった…。っと思いたかったわけだが、その懸念がちょこちょこと語られたりと、噂程度の情報が入ったり…そこに、やはりか~っと思ったのが、SPA!(2011.4.12号)の「犯罪集団の悪事を許すな」の記事。

 震災に乗じて、窃盗や悪徳不動産といった、犯罪が水面下で動いているという。しかも、それは大きな被害をもたらした、東北地方だけではなく、計画停電による関東にも及んでいるという。
 これから復興へと活動が広がっていくわけだが、その復興には莫大な資材や人材、資金も必要になってくる。それらの材を今から大量に収集し、復興を利用しようといったことも。

 これらの犯罪がなかなか取り締まられない背景には、今回の震災による影響でパトロールの網も限定的になり、犯罪防止への供給が間に合っていない状況もあるという。
 なかなか表面に出てこない理由は、マナーといっただけではなく、こういった背景もあったということだ。

 ただ、外国と比べると、比較的治安悪化は良いのだろうか?