象徴が変化した?

 Newsweek 2010.12.8号の「食卓に広がる新・社会格差」(リサ・ミラー)の記事がすごく興味深かった。

 肥満はかつては豊かさの象徴というイメージが出回っていたと思う。好きな時に食べ、好きなものを食べる。そうした習慣がアメリカの習慣というイメージを持ったことを覚えている。
 ジャンクフードやマクドナルドは美味しいが、健康にいいかというと、そうでもない。
 豊かであるから、好きなものを食べることができ、なおかつ、たくさん食べることもできる。食材も自由に選べる。
 美味しいものはたくさんあり、健康的な食べ物から、美味しいけど健康的ではない食べ物まで。そこには、大きな落とし穴があったりするから大変だ。
 つまり、手軽で美味しかったりする食べ物は、健康的でないというデメリットがあったりするのが多々。そうしたことから、肥満にもつながっていく。というからくりだ。

 しかし、記事では面白い視点を提起している。
 つまり、肥満の原因は環境だというのだ。食生活は生活水準に大きく関わってくるという。つまり、格差により、豊かな場合、健康的な食材を選べる選択ができる。しかし、貧しい場合は手軽で美味しい食材に・・・その食材は健康的でない場合が多い。要するに、貧しいため、食材を選ぶことはできず、手に取るのは安くて健康的ではない食になるという具合だ。

 そうしたことから、貧困が肥満につながっていくというわけだ。
 しかし、この記事は、何も全部がこうではなく、貧しくても解決策はあったりし、その方向にも動いているといっている。
 
 しかし、経済的に余裕のある人や人生をかっこよく過ごしている人は、結構、スマートだったりしますね。食生活や生活習慣にも気を配っていたりするもので、努力もしているかと思います。

 記事を読んで、こういう視点もあって、一つの原因になっているのだな~っと感じました。

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