人生、社会、平和などなどを考えさせられる物語で楽しめた、小説『半島を出よ(上・下)』(村上 龍)

 この小説は、人、人生、社会について考えさせられる内容で興味深く読めました。

二〇一一年春、九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。さらに二時間後に、約五百名の特殊部隊が来襲し、市中心部を制圧。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。慌てる日本政府を尻目に、福岡に潜伏する若者たちが動き出す。国際的孤立を深める日本に起こった奇蹟! 話題をさらったベストセラー、ついに文庫化。
(小説『半島を出よ(上)』のあらすじより)」

さらなるテロの危険に日本政府は福岡を封鎖する。いまや九州は反乱軍の占領下となった。逮捕・拷問、粛清、裏切り、白昼の銃撃戦、被占領者の苦悩と危険な恋――。絶望と希望が交錯する中、若者たちの決死の抵抗が始まる。現実を凌駕する想像力と、綿密な描写で迫る聖戦のすべて。各紙誌で絶賛を浴びた、野間文芸賞、毎日出版文化省受賞作品。
(小説『半島を出よ(下)』のあらすじより)」

 物語を通じて、人、人生についてや社会のあり方や政治について考えさせられるものでした。それに加え、平和ということについても考えさせられるものでもありました。
 というか、社会、経済、生活、国際、政治、平和などといったことを考えさせるものを投げかけている内容でした。
 物語がどう展開していくのか、投げかけられた問題の答えを探しつつ読み進めていきました。

 物語はそういった意味で面白く読めますが、文章は少し読みにくさを感じました。それでも、その読みにくさは物語を読み進める上で、別にそこまで問題にならないぐらい物語の展開が気になってしまいます。

 人の心の奥底を考えさせる、根幹について問われているようで、考えさせられる物語で面白かったです

7/10)

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