あのトレインスポッティングになるまでの物語が楽しめた、小説『トレインスポッティング0 スキャグボーイズ』(アーヴィン・ウェルシュ)

 トレインスポッティングのあの独特なリズムと雰囲気が甦ってくるのを感じつつ、まさに人生・青春の旅の物語を楽しめました。

「マーク・レントンは青春を謳歌していた。大学の勉強に励み、書物に囲まれた穏やかな環境で毎日を過ごしている。きれいで知的な恋人がいて、地元に変えれば気心の知れた仲間もいる。しかし、1984年のイギリス社会に彼の居場所はなかった。ついにすきゃぐ(ヘロインの俗語)に手を伸ばす。『トレインスポッティング』よりもっと危ないプロローグ。
(本より)」

 「トレインスポッティング」、「ポルノ」と今作の3部作となっていて、物語の順番はトレインスポッティングの前の物語。

 マーク・レントンと仲間たちのトレインスポッティング以前の状況を知ることができ、イギリスの1980年代を垣間見れる内容でした。

 物語の読み進める構成は、登場人物たちの視点がランダムに構成されて、それがいい感じ。
 青春時代の心の迷いの行方を追った内容となっていて、これが読みいらせるものでした。

7/10)

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