クライマックスに熱い感じが楽しめた、小説『火花』(又吉 直樹)

 お笑い芸の根本を見つめた二人のちょっと熱い物語でした。
小説『火花』(又吉 直樹)

売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。
(amazonより)」

 お笑い芸というものの哲学やそのイズムが、主人公・徳永と神谷から語られているようでした。それを感じて、別に芸人だけではなく、「他にも言えることだな~」って感じながら物語を読んでいきました。

 物語の展開は、後半のクライマックスから一気に面白く読み入らせられ、前半はちょっとその種まきというか、後半の面白さへの助走って感じ。前半についてはちょっと淡々としたちょっとしたドキュメンタリー風でありつつ、人間の生活を感じるような。

 後半のクライマックスは、想いや人の人生の熱さを感じさせる内容で、面白かったです。ただ、タイトルの「火花」が「どういう意味なのかな」っていうのは残ったままなのが。

 でも、人生ってある意味、こういう哲学、イズムの物語構成の展開なのかもしれませんね~っと(笑)。

6/10)

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