竜崎の周辺から竜崎の魅力が楽しめた、小説「去就 隠蔽捜査6」(今野 敏)

 今回も竜崎のブレない姿が楽しめました。
小説「去就 隠蔽捜査6」(今野 敏)

竜崎伸也、またもや処分!?
ストーカーに激震する大森署と竜崎家。
署長として、父親として、勇断の時が――

大森署管内で女性の連れ去り事件、さらに殺人が勃発。ストーカーによる犯行が濃厚になる中、捜査の過程で署長・竜崎は新任の上役と対立する。家庭でも娘にストーカー騒動が発生。予想不能の事態が公私に続発して……不穏な緊張感漂う最新長篇!
(本の帯より)」

 竜崎の合理主義が、周辺へ影響し、警察組織を動かし、事件を解決していく、という物語が楽しめました。
 今回も様々な課題を、竜崎の合理主義が活躍し、どう影響しどういう結果になるかを楽しく読めました。

 面白かった反面、やはり、ちょっと勢いは落ちる感じはしました。ちょっと落ち着いてきている感じはあり、シリーズ序盤の勢いはちょっと懐かしくも思えます。
 かといって、この竜崎の成長も面白く、家庭や職場の関係は今作でも見物。そして、竜崎のブレなさも。

 これまでの竜崎を求めて、普通に楽しめる作品になっているのは、さすがの安定感でした。

7/10)

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