学生の頃に読みたかったなっと思わせる一冊だけど、ちょっとエグイ……のがちょっと、小説『イン ザ・ミソスープ』(村上 龍)

 学生の頃に読みたかったなっと思わせる一冊だけど、ちょっとエグイ。

小説『イン ザ・ミソスープ』(村上 龍)

「夜の性風俗ガイドを依頼してきたアメリカ人・フランクの顔は奇妙な肌に包まれていた。その顔は、売春をしていた女子高生が手足と首を切断され歌舞伎町のゴミ収集場に捨てられたという記事をケンジに思い起こさせた。ケンジは胸騒ぎを感じながらフランクと夜の新宿を行く。97年夏、読売新聞連載中より大反響を引き起こした問題作。読売文学賞受賞作。
(小説のあらすじより)」

 この小説、「学生の時に読みたかったな~」って読んでいて思いました。
 世の中のこと、社会のこと、自分の人生などなど、どこかそういうことを考えつつ、読ませるような仕組みになっていて、どこかイズム的な要素がある物語展開となっていました。
 だから、学生の青春時代に読むと、さらにこの「物語のイズム的な葛藤にもっと入っていたかも」っと感じたわけです。

 ただ、物語にはすごくエグイ内容や表現もあり、かなりグロテスク的な部分は、ちょっと……と思わせることもあるため、この部分はちょっと……って感じです。

 今でも楽しめるというか、イズム的な要素は楽しめましたが、これが学生といった若い時だともっといろいろな考えるきっかけにもなったように感じます。
 学生といった若い時に読んでいて、さらに成長して社会に出て世の中のことをいろいろと経験した時に読むということができれば、また感じる内容を比較できていいかもしれません。

 イズム的に考えながら物語に入っていける一冊でした。

7/10)

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