成熟した感はありますがスマートに新鮮さを味わえた、小説「頂上決戦 警視庁公安部・青山望」(濱 嘉之)

 小説の帯を見て「どうなるのだろう?」って思いながら、楽しめました。

小説「頂上決戦 警視庁公安部・青山望」(濱 嘉之)

「初冬の温泉郷で発生したフグ毒殺人は、公安vs巨悪「頂上対決」の幕開けだった――。上海と香港の中国マフィア勢力争い、新旧日本ヤクザの利権争い、そして警視庁に巣食う派閥争い。それぞれの大分裂が絡み合う中、青山ら同期カルテットが対峙する新たな敵の正体とは。公安警察を知りつくした著者による人気シリーズ第7弾!
(小説のあらすじより)」

 物語はこれまでのシリーズで楽しめるような安定感があり、ドキドキワクワクまではいかないまでも、スマートに楽しめる内容になっていました。
 そこに、今回の相手はタイトルからもある通り「頂上決戦」というだけあって、主人公・青山と同期カルテットたちは「どう対応していくのだろう?」っていうちょっとした緊張感が味わえました。

 ちょっと残念だったのは、青山の恋の行方が本の一部だったのがちょっと・・・・・・まぁ、警察小説なのですが、「もうちょっとあってもいいのでは・・・・・・」っと(笑)。
 ただ、今後のシリーズでの行方で楽しみになりますね。

 ちょっとした緊迫感の演出もあって、それが物語に読み入らせる要素でもあり、読んでいて自分が青山と一緒に捜査をしているような感覚を味わえたり(笑)。

 シリーズも第7弾ということで、ある程度成熟してきた感じはありますが、それでもスマートにちょっとした刺激を味わえる作品となっていました。

8/10)

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