シリーズの進展がいい感じでまとまりつつ展開された、小説「巨悪利権 警視庁公安部・青山望」(濱嘉之)

 シリーズ第6弾となる今作もいい感じでまとまっていて面白かったです!

小説「巨悪利権 警視庁公安部・青山望」(濱嘉之)

「大分・湯布院温泉で見つかった他殺体。被害者は九州ヤクザの大物・相良陽一だった。謎の凶器の解明を急ぐ青山が察知した日本を牛耳る巨大宗教団体の存在。事件は事件を呼び、舞台は京都、さらには福岡へと広がる。宿敵・神宮寺武人、そしてチャイニーズマフィアに公安はどう対峙するか。リアルすぎる警察小説シリーズ第6弾。
(小説のあらすじより)」

 前回はいい感じだったので、今作もと期待しつつ読んだらいい感じでした(笑)。
 物語のテンポはいい感じでリズミカルで読み入りますし、次の展開が気になる展開で不快さはありません。

 その物語のテンポですが、いい感じでスマートな構成で、ちょっとした時に読める読みやすさがあります。軽いように見えてきちんとした感じでもあって、読んでいても好感触なイメージです。

 深みはどうかというと、物語に入りやいスマートな分、表向きはそこまで深みを感じることはできないかもしれません。
 「気軽に警察小説を楽しく読める作品になっている」と言いたいところ。それに、シリーズものなので、シリーズとしての展開がいい感じで進化・発展した物語となっており、そのいい感じで進化・発展したまとまり方が楽しめました。

 シリーズものの続編は、スケールなり工夫なり物語の進展が重要になってきますが、今回はいい感じで進展していました。

8/10)

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