スマートでいい感じのスリル感を楽しめた『すべての旗に背いて/ロビン・モナーク』(上・下)(マーク・サリヴァン)

 スマートに物語が楽しめました!

トルコ、イスタンブール。CIA秘密作戦チームきっての工作員ロビン・モナークは、アルカイダの極秘資料が隠されたコンピューターのファイルを奪うため、あるエンジニアリング会社に侵入する。しかし、そのファイル(グリーン・フィールド)をコピーする直前に銃撃戦となり、現場は誤って爆破されてしまう。実は、この作戦には隠された目的があり、それを知ったモナークは、追及を逃れるように雲隠れする。一方、チームのボスであるスラタニーは、モナークの居場所を突き止め、グリーン・フィールドに関わる新たな作戦に、またもや引きずり込もうと暗躍し始める……。果たしてグリーン・フィールドの正体とは? アルジェリア、スイス、アルゼンチン、キプロス、ハンガリー、モルドバ――世界を股にかけたモナークの活躍が始まる!
(小説「すべての旗に背いて/ロビン・モナーク(上)」のあらすじより)」

モナークは、偶然知り合ったロシアン・マフィアのボス、ベロスに、恋人を人質に取られ、核ミサイルの起爆装置強奪を強要される。与えられた期間はわずか2週間。緊急事態にかつてのチームを再結集させたモナークは、起爆装置の所有者が、沿ドニエストル共和国のコポルスキー大統領であることを突き止める。だがそこになぜかスラタニーが姿を現し、事態は予想外の展開へ。巨大な影を落とすのは、またしても〈グリーン・フィールド〉の存在だった。グリーン・フィールドを悪党どもの手に渡すまいと策を練るが、予想外の敵が登場、絶体絶命の窮地に落とされてしまう……。果たして、グリーン・フィールドは誰の手に渡るのか? 今、孤高のエージェントの決死の戦いが始まる!
(小説(すべての旗に背いて/ロビン・モナーク(下)」のあらすじより)」

 物語はリズミカルでいい感じなスリル感を味わえ、楽しめました。
 物語の展開は、様々なトラブルにぶつかりながらもスピーディーかつリズミカルで、決して飽きさせない展開で、次の展開を気にさせてくれました。
 スパイモノだけではなく、ちょっとした恋愛モノや盗賊モノの要素もあり、それらが物語の要所要所で楽しめるものでした。

 スリル感はあるんですが、スマートな展開でいい感じのドギマギ感が味わえる内容となっており、全体的に軽快さがあり、それがスマートに感じるものの、軽くも感じるかもしれません。
 というわけで、手に汗握るとまではいかない緊張感ではありましたが、主人公のモナークはきっと期待を裏切らないだろう、という何かしてくれる感で、物語の成り行きを夢中に追えました。

 モナークのスマートさのアクションは魅力的で、そのスマートさが物語にも影響して、リズミカルでいい感じのスリルを楽しめる物語でした。。

7/10)

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