主人公は普通な感じで気軽な楽しみ、『ヒトイチ 警視庁人事一課監察係』(濱 嘉之)

 今回は警察の警察という部署の主人公の物語で、そこそこ軽い感じで楽しめる物語でした。

警視庁人事一課、通称ヒトイチの若手監察係長・榎本博史は、警視庁内部の不正に昼夜目を光らせていた。大組織の片隅で囁かれる噂や、匿名の内部告発を洗っていくと、思わぬ人物に疑惑がおよぶ。監察に追われたら最後、仲間の警官といえども丸裸にされる――。緊迫の身内捜査シリーズ第1弾!〈文庫書下ろし〉
(小説のあらすじより)」

 新しいシリーズとして警察の警察という、悪い警察を取り締まるという部署の主人公が活躍します。
 不正を働いている警察官を捜査するというもので、どういう物語展開になるのか、と思いつつ読んでいると、これはこれである意味、警察官の捜査物語なのは変わらない。その視点がちょっと違う・・・・・・と、そこそこ楽しめる内容となっていました。

 今作の主人公はこれまでよりも、どこか軽いというか、普通さが感じられました。それがちょっとした魅力でもありました。
 ただ、これまでのように、読み入らせるという点については弱かった。主人公や登場人物がすごいカリスマがあるようではなく、どこかちょっと物足りなさも感じます。

 気軽にそこそこ楽しめる物語だといえる作品になっていました。

6/10)

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