今思うと「素晴らしい(素敵な)趣味だな~」って思ったこと

 私が中学生だった頃、ある先生が「自分の趣味」について、こう話していました。

 平日にテレビで放送されていた映画を録画してためておいて、「休日にその録画しておいた映画を見るのが楽しみです」と。

 先生のその趣味は、地味で何気ないもので、真新しいことではないかもしれませんが、「素晴らしい(素敵な)趣味だな~」って感じます。
 ちょっとした楽しみを楽しむことができることって、普通なようで実は大切な感覚だと思います。大きな楽しみを求めることは大切だと思いますが、このちょっとした感覚を大切に思っていることで、得られるものが違ってくるように思います。
 それは、重層的なもので、奥深いもので、楽しみの質が違うのではないでしょうか。

 なんか、ちょっと難しく考えているかもしれませんが、そのちょっとした楽しみというのは、ちょっとした楽しみではないのでは? (ちょっとではないのでは?)

 普通のことって、何気ないもののように感じるかもしれませんが、普通というのは意外と難しかったりするものです。
 何かしらトラブルが発生したり、あれもこれもしないといけなくなったり、ということは生活をしているといろいろな場面で起こったり。当たり前の普通というのは、結構、すごいことでもあるんだと。

 それに、ちょっとしたことを楽しめることは、厳しい時でも(ちょっとした)良い方向へのきっかけになったりするのではないかなっと。

 ということで、そんなことから先生の趣味は素晴らしいな~っていうことに繋がったりしたわけで、今思うと「素晴らしい(素敵な)趣味だな~」って(笑)。
 その先生の趣味の話を聞いた中学生の頃は、ここまで考えずに単に映画が好きだったから、単純に「その趣味もいいな~」って思いましたが、今はその感覚に、さらに楽しさの新たな意味が加わって、こう感じるようになりました。

 私もちょっとは成長したんでしょうか(笑)。

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