安心しそうでハラハラ感な物語展開で楽しめた、『宰領 隠蔽捜査5』(今野 敏)

 主人公・竜崎のあの独特な雰囲気とハラハラ感が味わえ、面白かった!

大森署署長・竜崎伸也、今度の相手は「要人誘拐」そして「縄張り」――。大森署管内で国会議員が失踪した。やがて発見された運転手の遺体、犯人と名乗る男からの脅迫電話。舞台は横須賀へ移り、警視庁の“宿敵”神奈川県警との合同捜査を竜崎が指揮することに。県警との確執、迷走する捜査、そして家庭でも予期せぬトラブルが……全ての成否は竜崎の決断が握る! 白熱度沸点の超人気シリーズ最新長篇。
(あらすじ)」

 今作は前作の「4」よりさらに、奥深くなって、物語、そして、竜崎の面白さがさらに面白くなった。

 「4」もいい感じで仕上がっていましたが、今作はさらにいろいろな場面でうまい具合のチョイスや展開があり、それが竜崎の行動と物語展開のハラハラ感を出し、夢中にさせられました。
 竜崎のあの独特な雰囲気を、安心して見れると思いきや、物語はそう安心させない工夫があったり、どこまで登場人物とのやり取りでの関係をどう導いていくかの、うまい具合のバランスがすごく面白かった。

 物語の展開も、これまでの登場人物や範囲をうまい具合に盛り込まれ、そこからさらに広範囲になる展開は、うまい具合にレベルアップさせているな~って感じました。
 安心しそうな展開なようで、その瞬間ハラハラすることがあったりといった緊張感があり、「どうなっていくのか?」という緊張感もあり、物語の展開が気になるようにさせられ、読みとめるのがなかなかなできなかったり(笑)。

 今作は結構、いい感じでレベルアップしている作品になっているように感じます。

8/10)

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