物語を通じて、わかりやすく学べる会計の本、『会計天国』(竹内謙礼、青木寿幸)

 会計についての意味や背景などを、物語で分かりやすく学べる一冊。

突然、事故死した経営コンサルタントの北条。そこに現われた黒スーツ姿の天使・Kが提案したのは、現世に復活するチャンスだった。ただし、人生崖っぷちの5人を、会計ノウハウを使って幸せにするという条件付で……。北条は無事に娘の結婚式に出席することができるのか――。初心者でもわかる、仕事で役立つ決算書&会計知識が満載の、今度こそ最後まで読める実用ビジネスノベル、待望の文庫化!
(本のあらすじより)」

 会計だけではなく、人生についてのちょっとしたヒントも盛り込まれた内容でした。
 内容は物語になっていて、比較的分かりやすく会計を学べるのが利点。物語なので会計だけではなく、物語(人生)という中で会計を使うという視点でも楽しめました。

 会計だけで、様々な分析ができることにビックリ。そうした分析から判断して行動していくということは、ちょっとした武器になりますね。
 そうした武器をつくる上で、会計は一つのヒントになり、何も会計という作業だけではなく、その事業者・会社の体質など性格を見ることができるのかもしれません。

 会計一つだけでも、ここまで奥が深いと感じさせる一冊になっていました。

 興味深かった内容は、

・試験に合格できる頭の良さとは、勉強をやる要領がいいということ。忙しい仕事の合間でも要領よく勉強して、その知識を仕事に活かせる人が成果を上げることができる。

・いきなり要領がよくなる人はいない。

・要領がいい人の落とし穴は、仕事もうまくこなして、上司へのアピールもうまいことから、仕事は簡単だと考えるようになり、勉強をしなくなる人も多い。

・要領が悪い人でも、仕事を覚えるために、ちゃんと勉強してキャッチアップすれば、勉強による少しずつの差が、長い間で大きな差に変わる。

・「悩み解決型」の商品は、テレビや新聞で大きく宣伝しても、そんなに販促効果が期待できない。インターネットのように自ら悩みごとを検索して飛び込んできてくれる、プル型広告が費用対効果はよい。

・それぞれの立場で知らなくてはいけないことが変わる。

・戦略とは、会社が儲かるために、自分ができることを分析して、その中から、そのビジネスモデルを選択してどうやって競合会社と差別化していくのかを決めるということ。

7/10)

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