周りから見る竜崎の存在を楽しめた、『初陣 隠蔽捜査3.5』(今野 敏)

 今作は、竜崎の幼馴染の伊丹俊太郎が主人公の物語。

警視庁刑事部長を務めるキャリア、伊丹俊太郎。彼が壁にぶつかったとき頼りにするのは、幼なじみで同期の竜崎伸也だ。原理原則を貫く男が愛想なく告げる一言が、いつも伊丹を救ってくれる。ある日、誤認逮捕が起きたという報に接した伊丹は、困難な状況を打開するため、大森署署長の竜崎に意見を求める(「冤罪」)。『隠蔽捜査』シリーズをさらに深く味わえる、スピン・オフ短篇集。
(小説のあらすじより)」

 竜崎とは違った視点で物語が展開されていることが、結構、新鮮でした。
 周りから見る竜崎という存在が楽しめると同時に、竜崎視点の物事の展開だったのを、伊丹や登場人物からはどううつり、どう影響しているのかが見れて面白かった。

 竜崎が陥った問題が、実はこういう背景があったという物語も盛り込まれており、これまでの隠蔽捜査を読んでいると、面白さが増す。

 ただ、やはり、竜崎が主人公の物語の方が面白いです。

6/10)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)