物語は安定した楽しさの展開がGood 『甦ったスパイ』(チャールズ・カミング)

 最初から最後まで安定感のある物語展開で楽しめました。

故あって英国秘密情報部SISから追われた男トーマス・ケル。彼は昔の同僚から思わぬ依頼を受けた。SIS初の女性長官に就任するアメリア・リーヴェンが突如消息を絶った。アメリアのことをよく知るケルに彼女を探し出してほしいというのだ。ケルは捜索を始めるが、やがて驚くべき国際的陰謀が明らかに! 非情な謀略に巻き込まれた人々のドラマを描く傑作スパイ小説。英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞受賞作。
(小説のあらすじより)」

 物語はいい感じで楽しめました。引き込ませるようで、めちゃめちゃ夢中にとまではいかないまでも、安定感があるというのがそのまんまです(笑)。
 物語の展開はアップダウンがあるというのではなく、平均的に物語が進んでいくというのは、ちょっとおかしな表現でしょうが、何といえばいいのか・・・・・・淡々と物語を楽しめるというか、淡々と読み進めるのだけど、展開が安定して面白いので、黙々とページが進んでいくような(笑)。

 物語のすごく引き込まれるわけではないのが残念なところなんだけど、その展開が淡々と進んでいくことに安心もあり、安定した読み応えが得られ、ページを捲っていくものでした。
 ということで、スリリングさとかも同じ感じ。展開をそのまんま楽しめるのがこの小説の面白さなのかなって思います。

7/10)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)