ゼミのように鍛える、「佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!」(佐藤優)

 本のタイトルにもあるように、「地アタマ」を鍛えるための内容となっています。

 本の構成は、レッスン1というような感じで、順番にカテゴリーがあって、それぞれのテーマで内容が書かれており、まさに授業や講義のような感じで読めました。

 興味深かった内容として、

・読み力がなければ、話す力は出てこない。

・日本の内政が根本的に混迷している時は、実は国際秩序そのものが大きく変動している時。

・現在、世界は冷戦体制の崩壊後、国家間の生き残り闘争の時代に突入しており、世界史上の転換点にある。だから、日本の政治はその対応に迫られ、迷走していると考えた方がいい。

・リーダーに必要な資質とは、自分の仕事に直接、関係ないものには触れないということではなく、リーダーとして成長するのに役立つのであれば何であれ手にするという姿勢。

・宗教にすがるのではなく、あくまでも自分をサポートする存在として考えるべき。

・同じニュースでも、新聞によってそれぐらい違いが出るということは、読む側も知らないといけない。

・いろんな情報に接して、自分で座標軸をつくる。

・情報は、いつもアウトプットを意識した方がいい。
 情報というのはポンプの誘い水と一緒で、アウトプットの道ができれば、インプットの効率も自然によくなるもの。

・特に貴重な情報が集まっているのが、実は週刊誌。

・人知を尽くせばオペレーションは完遂できる、そう思うから間違う。
 自分達が完璧だと思うオペレーションでも必ず崩れる、ことがあるということを理解する。

・今の太陽電池みたいな発想というのは、20年後には大量の廃棄物を出すということ。また、シリコン、ケイ素の有毒性について、データがきちんと出ていない。

・金融システムが全部崩壊しても、実態として持っているところは強い。ただ、そうなった時には、相手は軍隊で取りに来る。それを防ぐためには、うちからは取れないという環境を作っておかないといけない。

・軍事同盟というものは、単に条約を結んでいるだけでは機能しない。守る方の国は、なるべく引きずり込まれないように立ち回り、逆に守られる方の国は、相手を引き込もうと必死に働きかける。同盟をめぐっては、そうした綱引きが絶えず、行なわれている。

・中国は今なお流動的な「革命」国家。常に分裂、政権転覆を繰り返している。その都度、外交方針も転換し、日本は振り回され続けている。今も中国は国際秩序の枠に収まる状態になったとはいえない。むしろ、巨大な不安定国家であり続けている、と考えた方がいい。

7/10)

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