後半から面白く読み入りました、『スパイは泳ぎつづける』(ヨアキム・サンデル)

 物語の後半から夢中になりました。

気をつけろ、おまえを見張ってる連中がいるからな――兵役についていた頃の旧友から届いた一通のメールが、一介の学生に過ぎないムーディを謎めいた事件に巻き込む。目前で友人は射殺され、何者かに追われた彼は欧州議会で働く元恋人のクララに助けを求めた。ブリュッセルからパリ、そしてオランダから厳寒のスウェーデンへと続く必死の逃避行。陰謀に巻き込まれた若き男女の運命は? 北欧から国際スパイ小説の新鋭登場
(小説のあらすじより)」

 物語の前半は正直、淡々と読む感じで物語に入り込めなかった。
 ムーディとクララ、そして、その他の登場人物により、物語が展開していく構成。ただ、それぞれ交互に展開される読ませ方の構成は、ちょっとどの人物の展開か、と混乱したりも。

(以下、ネタバレ注意です)

 そういうわけで、淡々と読み進めていく感じでしたが、物語後半から物語に入り込み、読み入りました。そのきっかけというのが、ムーディのあることがきっかけになりました。
 ムーディとクララが合流してこれからという時に、ムーディが殺されてしまいました。この展開には思わずビックリ。まさか主人公が死ぬとは思っていなかったので、笑。まさに、ちょっとした仕掛けなように感じます。これはいい意味で、感情移入して物語に入り込めたように思います。

 このきっかけがあってか、物語展開が面白く読み入りました。ただ、その物語に入り込む勢いはそこそこって感じで、淡々と読み進める感じは残った感じ。
 クライマックスの展開はちょっと想像できる感じでありましたが、それがまたGoodな感じではありました。

6/10)

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