無人島でサバイバルだけど、サラリーマン的な要素が入って面白かった『アイアウエ漂流記』(荻原 浩)

 サラリーマン感覚の無人島でのサバイバル物語で面白かった!

南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは……無人島!? 生存者は出張中のサラリーマンと取引先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけたお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明な外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい」という気持ちだけ。絶体絶命の中にこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアが漲った、サバイバル小説の大傑作!
(小説のあらすじより)」

 小説「神様にひと言」で荻原ワールドに引き込まれ、この小説を手に取りました。ちょっと遠出をした書店で手に取った一冊(本当はきちんと選びたかったのですが、すぐに荻原氏の小説を読みたかったので、笑)でしたが、読んでいくと面白かった!
 飛行機に乗っていたら、天候がやばくなって遭難。そして、無人島に辿り着いて、無人島でのサバイバル生活の物語。
 しかも、これがまたサラリーマン的な物語要素が入っているのが面白かった! これまでに荻原氏の小説は「神様にひと言」を読んで、この小説で2冊目になりますが、私のイメージはサラリーマン的要素が実に面白いという荻原氏ワールドという勝手なイメージを持っています(笑)。

 今作もその要素が面白くリアル的に盛り込まれて、さらには、サバイバル要素がすごく細かく詳しくこれがまた物語をグッと面白くさせています。
 そこに、人間的なヒューマン物語から無人島でのバランス・共存・共栄・競争が描かれていて、まさにサバイバル。そして、便利な社会を考えさせられる要素もあり、と気軽に面白く読めますが、軽く考えさせられる要素もありました。

7/10)

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