こういう物語展開でのボンドもグッド、『わたしを愛したスパイ』(イァン・フレミング)

 こういう物語の構成、展開の仕方もありですね!

イギリスへ渡ったわたし(ヴィヴィエンヌ・ミシェル)を待っていたのは娘のような男たちだった。生娘から女に変えられ、愛欲の謎を知らされたわたしは、新世界を求めてアメリカへ渡った。今度はわたしが男に牙をむいてやる――そんな決意を抱いてミシェルは山麓のモーテルに投宿した。激しい雨が窓を叩くある晩独り留守番をしていた彼女のもとに、突如二人のギャングが押し入ってきた。二人は彼女の熟れた姿態を視ると……。その折も折、ジェイムズ・ボンドも宿を求めてやってきた! 強烈なスリルとエロティシズムで綴る異色のスパイ小説!
(小説のあらすじより)」

 いつ、ジェイムズ・ボンドがあらわれるのだろうと思っていたら(笑)。この物語の主人公はヴィヴィになるでしょう。
 物語はヴィヴィの恋愛、人生の序盤戦の物語で、そこに、ボンドがスマート(?)に参入してくる。ボンド・シリーズを読んできましたが、これはこれで楽しめる作品でした。

 ボンドのアクションが、シンプルに凝縮されて、物語の一部になっていますが、これは読者にあうかどうかは人によるかもしれません。
 これはこれでありですが、ボンドのアクションなどボンドを存分に味わいたい場合は、ちょっと物足りないかもしれません。
 でも、こういう物語展開も面白かったといえば、面白かったです。

 こういう物語構成、展開で、ボンドを楽しめるというのもちょっとした面白い物語を楽しむ感覚だなっと。

5/10)

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