連係プレー復活とシリーズを読み進める醍醐味を味わえた『警視庁公安部・青山望 機密漏洩』(濱 嘉之)

 このシリーズも第4弾となりますが、前作第3弾の展開があって、この第4弾の魅力が爆発した感じです!

長崎・平戸に中国人5人の射殺体が難破船に乗って漂着した。船内には元自衛官の指紋が。麻布署警備課長の青山は、同期たちと情報を共有し、日本の原発技術から永田町までをも巻き込んだ中国国内の大きな権力闘争に気付く。そして浮上する意外な共犯者、流出する機密……。どこまでもリアルな書き下ろし警察小説シリーズ第4弾。
(小説のあらすじより)」

 第4弾となる今作は面白かった! 主人公・青山が活躍するんですが、このシリーズの持ち味の同期カルテットという味が今作で楽しめるのがグッド!
 正直、第1弾のこの同期カルテットの衝撃さはないのですが、今作で再びその面白さを感じさせてくれたところが、面白く読めた要素です。第2弾と第3弾はそれぞれ面白いのですが、同期カルテットの持ち味はちょっと……な感じで、今作でその持ち味を楽しめるといいな~っと思っていたので。
 さらに、前作の第3弾がきっかけをつくっていることから、それがいい感じで物語に深みを持たせて、シリーズを読んでいる醍醐味が味わえました。

 物語の展開も、どこか安心しつつも物語に引き込まれていく展開で、さらに同期カルテットの連係プレーで楽しめる内容でした。

8/10)

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