これまでより個人技味が強くなった、『警視庁公安部・青山望 報復連鎖』(濱 嘉之)

 このシリーズ特有の持ち味が「ちょっと減速したかな~」って思いますが、楽しめる作品でありました。

大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。麻布署警備課長に異動した青山は、同期の築地署刑事課長・龍に協力して情報収集するが、見えてきたのは新宿で狂暴化する「半グレ」元暴走族グループ、チャイナマフィアが絡みつく裏社会の報復……。日本社会の隙を世に問う、インテリジェンス警察小説シリーズ第3弾!
(小説のあらすじより)」

 このシリーズですが、同期4人のチームプレーが持ち味で、それが物語をすごく面白くさせてきたんですが、今回はそのチームプレーがそこまで感じられない感じでした。それが、ちょっと残念に思いましたが、それでも普通に楽しめる物語なのはさすがです。
 それでも、登場人物には味のある人物が登場して、それが物語の展開に引き込ませる要素があって楽しめます。
 ただ、今回、ちょっと物語の展開がアバウトになってるようにも感じました。次の展開が気になるようにしているのでしょうか、それはそれでさすがだなっとは思いますが。

 なので、これまでのシリーズとしては、ちょっと勢いが落ちた感じがしますが、次の展開に持っていく布石だと思うと、「なるほどな~」っとも思います。

6/10)

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