歴史を面白く物語のように読ませてくれた、『黒田官兵衛 作られた軍師像』(渡邊大門)

 大河ドラマ「軍師官兵衛」で、黒田官兵衛にはまりました(笑)。その官兵衛がどんな人物で、どんな人生を歩んだか、面白く読めました。

播磨の一土豪から大身大名へ――
類稀なる交渉術を駆使し、中国計略から北条氏討伐の小田原合戦に至るまで豊臣秀吉の天下統一の大事業を扶けた稀代の智将。「備中高松城水攻め」「中国大返し」の真実とは? 本当に天下獲りを目指したのか? 信頼できる史料のみをもとに、その出自から「名軍師」「二流の人」などに至るまで後世に創作された様々な俗説を徹底検証し、巷間に流布された従来の軍師像を超えて、自らの才覚のみで道を切り開いた新しいタイプの武将として新たな黒田官兵衛像を描く。

(本の帯より)」

 学術書みたいなので、小説のような読みやすさはないのですが、それでもわかりやすい内容になっていて、面白かったです。史料などをもとにしているので、読み進めるのに考えつつ、理解しつつ、という読み方になるので、読みにくさはあるものの、それでも、読みやすい構成になっていました。
 特に、はじめの方では、元となった史料や官兵衛の生まれや家系、仕えた小寺家についてなど、いろいろな細々としたものがあって、こんがらがりそうになりますが、それは官兵衛についての土台になる大切なところでもあります。でも、その後は、官兵衛の人生に入っていくので、読みやすくなり、ちょっとした歴史小説のような感じで読めたりして、グッドです!

 官兵衛だけではなく、長政についても、いろいろと調べられており、日本の行方についても調べられていまして、歴史の面白さを感じさせてくれる内容となっています。

7/10)

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