目標に対して邪魔をする欲求をどうやってクリアしていくか、『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル)

 科学的なちょっとしたヒントが盛り込まれていて、取り入れやすい内容になっています。

一度きりの人生が最高の人生に変わる講義
心理学、脳科学から経済学まで
最新の科学的成果を盛り込み、
受講者の97%に影響を与えた
「奇跡の授業」を完全書籍化!
『タイム』他全米紙誌絶賛の
世界的ベストセラー。

(本の帯より)」

 この本を読んで、気になった点、ヒントになった点を書いていきます。

・何か良い選択をすると、今度は悪い選択をしても許されると決めてかかる傾向があるということ。

・欲求の対象と距離を置くことで、冷静な選択をし欲求に対しノーといいやすくすること。

・脳を落ち着かせて賢明な判断をさせるためには、どんな誘惑に対しても必ず10分間は辛抱して待つようにすること。
 つまり、「10分経ったらやめてもよい」というルールをつくることで、落ち着くことに。そして、そのルールを守り続ければ、やめることを躊躇し、続けるという好循環に。

・4歳児がマシュマロ・テストでどのくらい待てたか。一番長く待てた子供達は、10年後、人気が高くて成績も良く、ストレスにもうまく対処していたそうです。これは、不愉快なことを一時我慢して、長期的な目標を達成することができるかどうかということ。
 将来の報酬に対する割引率が高い人達ほど、自己コントロールに関して様々な問題を抱えやすくなったそうです。

・将来の自分とのつながりが強い人は、実験にも時間通りに現れたが、将来の自分とのつながりが弱い人は、実験をサボり、日時を決め直す傾向が強いということ。

・一つのルール違反は様々な形で感染していくということ。
 他の人がルールを無視して好き勝手にふるまった形跡を見ると、私達も衝動に負けやすくなり、誰かが悪いことをするのを見ると、自制心が低下してしまうということ。

・臨床検査によって、罪悪感を抱いていると心拍数の変動が減少する。すなわち、生理学的な意志力の保有量が減ってしまう。これに対してプライドは、意志力の保有量を維持するばかりか増やしてくるそうです。
 つまり、プライドをうまく利用すればいいということ。

・目標に向かうために、欲求に対してのヒント
①誘惑や欲求を感じていることに気づきましょう。
②すぐに気をまぎらわそうとしたり否定したりせず、自分の欲求や気持ちを素直に受け入れましょう。
③落ち着いて考えましょう。思考や感情は必ずしも自分でコントロールできないとしても、それに対してどう行動するかは自分で選択することができる、と認識しましょう。
④大事な目標を思い起こしましょう。あなたが大事な目標を達成するために、自分で決めて守っていることを思い出しましょう。

・同じ目的を達成するにしても、何かを「やらない」ようにする以外に、どんな方法があるでしょうか?
 悪い習慣をやめようと意識するより、目先を変えて新しい(できればもっと健康的な)習慣を始めてみましょう。

・悪い習慣で時間をムダにしなければ、その時間を使ってどんなことができるでしょうか?

・あなたの「やらない力」のチャレンジを定義し直して「やる力」のチャレンジに変えることはできますか?
 ある受講生の男性は「遅刻しない」という目標を「一番乗りで到着する」もしくは「5分前に到着する」という目標に置き換えることにしたことで、良い効果が得られたそうです。

・衝動に襲われたら、まずは落ち着いて、自分の体がどのように反応しているかを観察。少なくとも1分間はどうやって体の様子を観察。そして、そのような体に感じる感覚が強くなったり弱くなったりするか、あるいは何か別の感覚が生まれるかどうか観察。
 そんな激しい衝動を感じながらも、頭からムリに追い払おうとせず、かといって衝動に従いもせず、乗り切れるかどうか試してみること。
 欲求の波を乗り越える練習として、呼吸もおおいに役に立ちます。呼吸の感覚に意識を集中し、息を吸ったり吐いたりしながら、どんな感じがするかを体で感じること。欲求の波を乗り越えながら、同時にそれを行う。

などなど、こういったことがヒントになるました。
 以上のことが、ある順序立てで、説明されており、その順序を一つ一つ読んで、実行し、という構成になっていました。
(以上のヒントの内容は、必ずしも構成のバランス通りではありません)

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