魅力的な登場人物がチームとなって勢いさが楽しめる『警視庁公安部・青山望 完全黙秘』(濱 嘉之)

 「警視庁情報官」シリーズばかり注目していましたが、読んでみて良かった!

財務大臣が刺殺された。犯人は完全黙秘。身元不明のまま起訴される。特命の極秘捜査にあたる警視庁公安部警部・青山望が突き当たったのは、政治家と暴力団、芸能界が絡み合う壮大な「戦後の闇」だった。捜査手法、情報戦の実態など公安出身者にしか書けない圧倒的なリアリティで描く、インテリジェンス警察小説の新シリーズ。
(小説のあらすじより)」

 濱嘉之氏の小説は、「警視庁情報官」で虜にさせられました。落ち着いた、どこか安心できる物語展開がすごく面白く読ませられるもの。
 そういうことで正直、「警視庁情報官」シリーズ以外はそこまで気にしていなかったのですが、ちょっとシリーズモノで読んでみようと思ったのが、今作です。
 正直な話、やはり食わず嫌いは駄目ですね(笑)。思いっきり、読まずにきたのを公開しています(笑)。まぁ、読みたい小説ができたのでうれしい限りですが(笑)。

 先ほども書きましたが、「警視庁情報官」のあの落ち着いた安心感のある物語展開、主人公の黒田の雰囲気が魅力的だったのがGood。小説は変わり、今回は、若い力とチームワークという魅力が重視される物語展開で楽しませてくれる内容になっていました。
 物語展開の安心感は共通したものがあって、これまた夢中にさせられます。ただ、今作は魅力的な登場人物が多く登場して、その様々な登場人物の個性が融合して、物語を面白くしている作品となっていました。
 なので、落ち着いた感じは少し弱くなり、ちょっと勢いのある雰囲気が楽しめます。

7/10)

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