特にニュースを収集し、まとめることヒントが注目でした!『池上彰のニュースの学校』(池上 彰)

 池上彰氏といえば、TVでも大活躍されていてご存知かと思います。すごくわかりやすい解説や説明で人気者だといえます。本書も実にわかりやすい内容となっています。

日々のニュースや情報にどのように接すれば、池上さんのように博覧強記で説明上手になれるか?
必要な基礎知識や教養、新聞やネット、本などの使い方、1日の過ごし方などについて「池上式」を徹底伝授。
佐藤優氏との対談では、「情報」をめぐり2人の意外な共通点が浮かび上がります。
『池上彰のお金の学校』『池上彰の政治の学校』に続くシリーズ第3弾!

(本より)」

 本書はニュースをどう収集し、どう活用するかのわかりやすい説明本といえます。
 「ニュースの集め方」、「ニュースの読み解き方」、「ニュースの活かし方」の大きく分けて3つのカテゴリー構成となっています。さらに、終わりには、元外交官の佐藤優氏との対談もあり、情報収集、分析についての話が面白かった。

 冒頭でも書きましたが、やはり、わかりやすい!
 ニュースの収集方法も簡単でわかりやすい、読み解き方・活かし方についてはやはり努力や訓練は必要ですが、その方法と理由などについてわかりやすい説明で、どうすればいいか、というヒントがわかりやすく書かれています。

 面白かったのは、ノートの取り方。左右両方の頁を活用したノートの取り方で、理解度を高めたり、資料性を高めたりもできるヒントが紹介されていました。
 左には、キーワードをメモっておき、右側にはキーワードを整理して、文章でまとめる。そして、その下には、自分の考えなどを書いておく。こうすれば、内容が理解できるとともに、自分の見解や思ったこと、考えもまとまるということ。

 「すぐに役立つ学問はすぐに役立たなくなる。逆に、すぐには役立たないものほど長い目で見ると役に立つ。
 思わず、なるほどっと。昨今は、目の前の利益に走りがちな経済状況になっています。でも、長期的な目を持たなければすぐに危機的状況になってしまいます。これは、自分の勉学や性格や人間性、そして、人生にもいえることですね。
 大きな視点を持たなければ、小さな点に振り回されることになります。そして、それだけ視野も狭くなり、つながりも狭くなってしまいますね。

 公民世界史A教科書を読むメリット。学生の時はもういやいや勉強したりと、あまりいい思い出がないだろう教科書。でも、社会に出て、世の中を知っていくことで、この教科書が面白くなる。歴史や背景などがきちんと書かれており、社会の仕組みについて理解できるということに。
 佐藤優氏は「日本史A」を読むべきだと。

 目的を持ってニュースを読むこと
 アウトプットすることなどといった目的意識を持つことで、ニュースを深く理解するだけではなく、分析にも役に立つということ。単に読むだけでは、「そんなニュースがあったな~」程度ですぐに忘れ去られてしまうことにつながってしまう。

 読む本を選ぶ時、時間がない時といった場合、本の「まえがき」と「あとがき」を活用する。
 「まえがき」には本に書かれている簡単な概要、「あとがき」には著者の簡単な解説が書かれているため、これを参考にすることで、きちんと読むべき本かどうかを判断したり、ちょっとした情報収集にもなると。

 情報収集から、ニュースを理解すること、そして、それを活かすことまで、わかりやすくまとめられている内容でした。
 私自身、特に情報収集といった点について、特に興味深くヒントを得られました。

7/10)

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