ジェイスンVSジャッカルの夢中にさせられる最終決戦を魅せた、小説「最後の暗殺者(上)(中)(下)」/ロバート・ラドラム

 ジェイスン・ボーンの最後の話の今作は実に読み応えがありました!

地上最強のテロリストの復活
アメリカ、ボルチモアの郊外の遊園地に二人の男が、謎めいた電報でおぼきだされ、狙われた。その二人の男だけが、暗殺者ジェイスン・ボーンの所在を知っていたのだ。
5年前、東南アジアで消されたはずのボーンは、デイビッド・ウェブと名乗り、妻と二人の子供とともに、東洋学者として生活していた。狙われた二人の男は、すぐさま、電報が、ボーンの宿敵ジャッカル――地上最強のテロリスト――からのメッセージであることを読み取った。ジャッカルはボーンに復讐を企てているのだ――。
驚異的なベストセラーを生みつづける著者、待望の最新長編。

(小説「最後の暗殺者(上)」のあらすじより)」

蘇る暗殺者ボーン
長い間、デイビッド・ウェブのなかに眠っていた暗殺者ジェイスン・ボーンが、蘇った。
ボーンは20年前、ベトナムで、特殊暗殺部隊メドゥーサに暗殺者として養成された。あらゆる非合法活動を働き、巨万の富を得たメドゥーサのメンバーは、政界、経済界に幅を利かせ、その資金と権力にものをいわせ、世界経済を牛耳ることを目論んでいた。ボーンは部隊のことを知りすぎていた。が、彼にとってそんなことはどうでもよかった。ジャッカルを消さなければ“デイビッド・ウェブ”たちに安住の地は永遠に訪れない。
蘇った暗殺者ボーンと宿敵ジャッカルの究極の戦いが始まる。

(小説「最後の暗殺者(中)」のあらすじより)」

宿敵の対決、完結編。
カリブのトランクイリティ島でジャッカルを取り逃がしたジェイスン・ボーンは、決死の覚悟でジャッカルの本拠地パリに飛んだ。
KGBで訓練を受けたベネゼラ出身の革命家ジャッカルことカルロスは、テロ活動で莫大な金を手に入れていたが、いまだいかなる名誉も授けられたことはなかった。カルロスは激しく軋む己のエゴを満足させるためになんとしてもジェイスンに勝つ必要があった。
ふたりの暗殺者は相手を抹殺するためには手段を選ばない。罠を掛けあい、互いに恐怖に追い詰める。
部隊はパリからモスクワ、ソビエトの機密都市ノブゴロドへ。ついに13年にわたる対決の決着をつけるときが来たのだ。

(小説(最後の暗殺者(下))のあらすじより)」

 上・中・下の3巻の長編作品でしたが、展開はもうアグレッシブといっていいぐらいの、スリリング満載の展開でした。
 前作では、主にアジアを舞台にしていましたが、今作では様々なところに舞台が開かれます。カリブからフランスのパリ、そして、ソ連と、グローバルに展開されていきます。そして、ジェイスンとジャッカルの攻防戦がそれぞれに、激しいもので、展開がどうなっていくのか、夢中にさせられました。
 しかも、ジェイスンとジャッカルの対決だけでも、ハラハラドキドキの展開に、それだけではない勢力が加わって、「いったいどうなってしまうんだ?」っとますます、展開が分からなくさせられるのには、もう(笑)。
 3巻の長編物語ということで、長いように思いますが、あっという間です。それに、これが、ジェイスン・ボーンの最後の物語だと思うと、もうちょっと続いて欲しいとは思うものの、今作はその大きなスケール感と長編作と夢中にさせられる物語の展開を考えると、最後の物語として、うってつけだと思いました。

 それにしても、この小説。本当に古書店に探し回りました。私が読みたいと思った時には、もう既に廃盤だったのです。古書店で見つけた時は、ガッツポーズをとってしまいました(笑)。
 この小説は、その見つけるまでの労力に値するものでした!

☆☆☆☆☆/☆5)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)