建設工事中(前)の面白い演出

 昨年は東京スカイツリーや東京駅といった建築物が完成しました。新しく建設されたり、改修されたり、建築物は日々、新しく生まれ、生まれ変わり、歴史を積み重ねていきます。
 東京にはいろんなところで、建設工事が行われています。先に述べた東京スカイツリーも東京駅もそうで、あそこまで注目だと、出来上がるまでの建設工事もいろいろな見どころがあったりします。

 東京スカイツリーの時は、高くなっていく姿が見れたり、その経過を見るのが楽しみだったりします。それだけではなく、建設現場は様々な演出をしていることがあり、それが通りがかる人々を楽しませます。

 建設現場には一般の人々が入れないように囲いがされています。最近では、その囲いにちょっとした演出がされていたりします。例えば、昔の建物がどんなだったかとか、周辺の歴史だったり、そういった情報や絵や写真が描かれてあったりします。

 先日、銀座に行った時には、こんな演出を見かけました。

  

 出来上がる建築物のイメージ図(下写真)と演出(上写真)が建設工事の囲いに描かれてありました。

 

 横浜では、建設工事の囲いに、何かの発表された絵などが展示されていました。

 日本橋(東京)の高島屋が改修工事した時は、改修工事中も営業していたこともあるためか、建物の入る部分の下部以外(要は入口上部から上)は幕で覆われていました。
 ただ、幕で覆われているだけではなく、記憶が曖昧で申し訳ありませんが、改修工事後のイメージでしょうか、絵が描かれていました。そのため、あたかも高島屋があるような感覚になったり(実際は幕の裏は改修工事中なのでしょう)。

 全ての建設工事中に様々な演出がされているわけではありません。多くはただ白い壁で囲われているでしょう。
 でも、こうした演出された囲いは、通りがかったり人々に、建設される建築物やその中のお店などに興味がわいたり、その地域のことが気になったりと、良い効果があったりするのではと思います。思わず立ち止まって、見入ってしまうモノがあれば、それだけその建設場所に強い印象が残るでしょうね。