東京にいるという、不思議な感覚(下)

 仕事が始まり、生活が始まって、少し余裕がでてきた頃、家に帰って、ネットでNHKでお笑いの「爆笑オンエアバトル」を見ることが多くなりました。
 その時も不思議な感覚でした。(もしかしたら、収録は東京ではないかもしれないのですが)この収録場所が東京だと思うと、何だか不思議な感覚でした。つまり、自分も東京にいて、近い場所にいると。地元や三重にいる時は、東京は遠く、テレビの中の世界でした。それが、今ではその東京にいると。

 アニメ「東京マグニチュード8.0」を知った時もそうでした。東京のお台場から世田谷までの道のり。東京の街歩きなどで、知っている場所が出てきました。アニメのストーリーに入り込むのと同時に、東京の知っている場所が出てくることで、自分もその場所にいる、東京にいる、と不思議な感覚になったりしました。

 

写真=東京タワー展望台から

 地方に住んでいると、テレビや新聞など、首都圏・東京はやはり、最前線で情報の出発地点であり、そして、メディアの影響は大きいものです。
 ドラマも東京を舞台にしたものが多かったり、様々なところに東京が出てきます。そんな東京をテレビや新聞などで、地方から見ていて、そして、その東京にやってきて、現在は生活しています。

 最近は、その不思議な感覚は少なくなりましたが、先日、ゆりかもめから見た東京の街並みで、その不思議な感覚を思い出しました。これは決して、嫌な感覚ではなく、どこかちょっとした居心地はいい感覚なんです。
 なので、最近、少なくなったことにちょっとした残念な気持ちもありました。でも、それだけ、東京の生活に慣れた証拠でもあり、東京という地域を自然に、私が受け入れているのだとも思っています。

 

写真左=レインボーブリッジから、写真右=フジテレビ展望台から

 まだまだ、東京での地盤を固め切れていなく、いつはじき出されるか、分かりません。でも、東京の街には様々ないい場所があり、魅力溢れる街だと思っています。
 しかし、それと同時に、あの不思議な感覚も大切にしたいと思っていますし、少なくなっていることは残念でもあり、忘れたくないなっと思っています。

終わり

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