長周期地震動対策が動き出している

 東北地方太平洋沖地震は凄まじい結果をもたらしている。今後、起こるだろうとされている、「東海・東南海・南海地震」。
 3つの海溝型巨大地震が連動して発生する場合、揺れは設計時の想定地震動よりも長く、5分から10分間続く可能性が高いことが分かった。現行の耐震設計で想定する大地震に比べ、超高層ビルに作用する地震力は、大きい場合で1.25倍から2倍、エネルギー量は3倍から6倍になるという。

 日本には60m以上の超高層ビルが約2,500棟あり、そのうち、長周期地震動の影響を受けやすい固有周期2秒以上の超高層ビルは約1,100棟。首都圏に約630棟、中京圏に約40棟、近畿圏に約170棟ある。建物自体の構造特性の違いなどを踏まえ、大きな構造被害が生じる可能性が高いビルを「100棟以下、数十棟」と推定。

 長周期地震動は主に超高層ビルに大きな影響を及ぼす。そのため、超高層の上階にいけばいくほど、揺れの大きさは大きくなり、モノが移動してきたりして、怪我をするといった、被害も大きくなる。
 この長周期地震動、対策が必要だと騒がれ始めた。地震の影響で甚大な被害が出ており、今後の地震対策を万全に持っていってほしいものだ。

 地震による影響は、様々な分野に広がっているのが、今回の震災でもわかる。地震だけではなく、津波や原発、そして、そこから食べ物や飲み物というまで影響することが改めて実感している。
 一つの事は、他にも影響を及ぼし、様々な事につながっていく。これが良い連鎖になれば幸いだが、しかし、悪い連鎖であれば真っ青だ。
 だから、長周期地震動に関しての対策一つだけでも改善し、一つ一つ改善していく、地道かもしれないが、その方向に動いていかないといけない。

コメント

  1. hycko より:

    おいっす。
    地震と原発のコンボで、なかなか大変なことになってますね。

    ところでエイジクンの故郷である、福井の原発「もんじゅ」がやばいって聞いたんだけど、聞いたことありますか?
    自分は↓の記事で知ったんだけど、本当にこんなにヤバイ状況なのだろうか・・・。
    http://hamusoku.com/archives/4379486.html

  2. Eiji より:

    >hyckoさん
     おいっす!
     教えてくれてありがとう!
     今日、ちょこちょこっと調べてみたのですが、装置が落ちた事故は起こったのは本当みたいですね。それで今、その対応策を練っているのか、作業中なのかという段階みたいです。
     ただ、教えてくれたサイトの問題が、どこまでかはまだわからない。

     だけど、いろいろ見ていると、可能性はあるのかもしれないですね。
     発表なりの見解では、落ちた装置を取るのにも、いろいろ含めて9億円かかるとか。

     問題は、その落ちた装置を取り除く時に生じるトラブル、そして、今後地震が起こった時が、危険だとか。

     気になることなので、今後も注視していく必要がありそうです。